湿度や温度に適応する素材。だからワインボトルの栓にも最適なんです

コルクの原料は、ポルトガル、スペイン、南フランス、北アフリカの地中海沿岸地域にだけ群生するコルク樫です。コルクはこのコルク樫の樹皮から生産されるのです。樹皮を乾燥させ粒にして加工したコルク製品は、ワインの栓をはじめ、ボードや床材、遊具など、生活の様々なシーンで活用されています。

 
 
優しい手触りと弾力性、そして耐熱性や防虫効果が、
快適な居住空間を作り出す


コルクには1平方センチ当たり2000万〜4000万個もの微細な空気を含んだ細胞組織(セル)が存在します。このセルには保温性、そして吸湿作用があるため、カーペットやフローリングのようにベタついた感じがしにくく、また、独特の風合いによる優しさと弾力性が滑りにくさを生み出し、優れた歩行感を味わうことができます。そのほか、軽量であることや耐熱性、防虫効果など、コルクを床に敷くことで、快適な居住空間のための様々な効果を得ることができるのです。
 
伐採せずに大切に育てながら、いつまでも生産出来る、
自然環境に配慮した素材


ヨーロッパでコルク樫は、砂漠化を防いだり、動物たちの保護育成や自然環境保護に欠かせない存在となっています。このコルク樫を伐採するのではなく、羊の毛を刈るように樹皮だけを剥ぎ取って原材料にするのです。樹はその後も生き続け、9年を経た時に、また樹皮を剥げるようになります。木を切らずにいつまでも生産が出来るコルクは、古代エジプト、ギリシャ、ローマ時代から現代に受け継がれている理想のエコ素材なのです。

 
 
 


  湿度や温度に対する自然素材ならではの適応力が、ワインの風味を守るのに大活躍     お馴染みのコルクボードのほかコースターや、最近ではマウスパッドなどにも使われています



 
  高温にも低温にも適応力のあるコルクは、スペースシャトルのほか航空産業や原子炉などでも利用されています

    ソフトボールの芯やバトミントンのシャトルコックなどのスポーツ用品でも幅広く活用されています

     
  滑りにくい素材が、ラケットのグリップ部分にぴったり。ゴルフクラブや釣り竿などでも利用されています      


 
 

 
 
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