コルクは『コルクガシの木の皮』を砕いたものです。コルクは断熱性・保温性・吸湿性・吸音性に大変優れ、その性質を利用して、古くは2000年以上前のギリシャ時代より樽などの保存容器として使用されていました。
またコルクガシは大変生命力の強い木で、大切に管理すると寿命はおよそ150〜200年にも及ぶと言われます。皮を剥がれても9年で再生し、木を伐採することなく何回も皮をはぐことができるので、非常にエコロジカルです。 また世界で55%以上もの良質のコルクを生産しているのはポルトガルです。 最近では中国でもコルクが大量に生産されるようになりましたが、痩せた土地で無理やり生産された為に、年輪が薄く硬く、コルク本来のクッション性が損なわれているものが多いようです。
最近コルクの性質、エコの観念から、コルクの良さが再認識されはじめています。そのためコルク用品が大量に市場に出現したのですが、そこで一つ問題が生じました。 中国産コルクと、人工コルクの出現です。ちなみに世界でもっとも良質のコルクが育つ肥えた土地はポルトガルや地中海沿岸の各国です。痩せた中国の土地で無理やり大量に育てられたコルクは、年輪が薄いうえに硬く、コルク本来のほっこりしたクッション性が損なわれています。そのうえかぐわしい香りもありません。 そういったものを隠すために、原料が中国産のコルクは、そういった見た目を隠すために、あえて細かく粉砕しボンド(?)でくっつけた商品もあるといわれています。(※一例です。細かく粉砕されているものが、すべて中国産とは限りません。あしからず!)
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